AGAコラム
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記事更新日:2026.04.05
「内服薬の副作用が心配で、薄毛や抜け毛の治療になかなか踏み出せない」――そんな方に知っていただきたいのが、レーザーを使った育毛治療です。AGA(男性型脱毛症)のレーザー治療は、内服薬の副作用を避けながら発毛効果が期待できる治療法です。日本皮膚科学会のガイドラインでは低出力レーザー治療(LLLT)に推奨度Bが付与されており、795名を対象としたメタ分析(複数の研究データを統合して分析する手法)でも有意な毛髪密度の増加が確認されています。さらに、複数の治療法を比較したネットワークメタ分析では、低出力レーザー治療(LLLT)がミノキシジルやフィナステリド以上の効果を示したと報告されています。この記事では、低出力レーザー治療(LLLT)の効果・料金・デメリットに加え、フラクショナルレーザー(Folixレーザー/フォリックスレーザー)との違い、当院の治療症例写真まで、最新のエビデンスに基づいて詳しく解説します。
監修医情報
ナチュラルAGAクリニック 院長 新行内 出
経歴
| 2013年3月 | 千葉大学医学部卒業 |
|---|---|
| 2013年4月 | がん研有明病院勤務 |
| 2014年4月 | 東京大学医学部付属病院勤務 |
| 2015年4月 | 大手AGAクリニックA勤務 |
| 2017年6月 | 大手AGAクリニックB勤務 |
| 2021年5月 | ナチュラルAGAクリニック開院 |
資格・所属

AGAレーザー治療の最大の特徴は、副作用のリスクがほとんどない点です。フィナステリドやデュタステリドなどの内服薬では性欲減退やED、ミノキシジル内服では多毛や動悸といった副作用が報告されています。一方、レーザー治療は頭皮への外部照射で毛根を刺激する方法であるため、全身的な副作用がありません。男性・女性の薄毛どちらにも効果が期待できる点もレーザー治療のメリットです。植毛のような外科的手術も不要で、通院の負担も比較的少なく、日常生活を送りながら治療を開始できます。
AGAレーザー治療は、「低出力レーザー(LLLT)」と「フラクショナルレーザー」の2種類に分類されます。この2つは名前は似ていますが、メカニズムも効果も全く別物です。低出力レーザー(LLLT)は弱い光で毛根の細胞を刺激し血行を促進して発毛・育毛を促します。フラクショナルレーザー(Folixレーザーなど)は比較的強いレーザーで頭皮に一時的に微細な傷をつけ、自己修復反応を利用して毛根の活性化を目指します。
| 低出力レーザー(LLLT) | フラクショナルレーザー(Folixレーザーなど) | |
| レーザーの強さ | 弱いレーザー光 | 強いレーザー光 |
| 効果が出るメカニズム | レーザー光が細胞を活性化 →エネルギー(ATP)産生、血行促進 |
頭皮を一時的に傷つける →自己再生を促す |
| 痛み | なし | 軽度〜中等度あり |
| 施術場所 | 自宅(家庭用機器)またはクリニック | クリニックのみ |
| AGAガイドラインでの扱い | 推奨(推奨度B) | 現時点では推奨されていない |
日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」では、低出力レーザー治療(LLLT)は推奨度B(行うよう勧める)の評価を受けています。これは複数の臨床研究でLLLTの有効性と安全性が確認されたためです。一方、フラクショナルレーザーは現段階ではガイドラインに掲載されておらず、エビデンスの蓄積が進行中の段階です。ただし、有望な研究結果も報告されており、今後のガイドライン改訂で評価が変わる可能性があります。
複数の治療法を比較したネットワークメタ分析で、LLLTはミノキシジルやフィナステリドを上回る効果順位を示しています。2018年に78研究を対象としたネットワークメタ分析では、各治療法の総合的な効果をSUCRA(治療効果の総合ランキングスコア)で評価した結果、LLLTが98.7%で全治療法中第1位と評価されました。
| SUCRAランキング | 治療法 | SUCRAスコア | 主な副作用 |
| 1位 | LLLT(低出力レーザー) | 98.7% | ほぼなし(軽度の頭皮乾燥程度) |
| 2位 | PRP(多血小板血漿) | 64.3% | 注射部位の痛み・腫れ |
| 3位 | フィナステリド 1mg(男性) | 62.5% | 性欲減退、ED |
| 4位 | ミノキシジル 5%外用 | 62.4% | 頭皮のかゆみ・多毛 |
| 5位 | ミノキシジル 2%外用 | 51.0% | 頭皮のかゆみ |
| 6位 | デュタステリド 0.5mg(男性) | 32.9% | 性欲減退、ED |
LLLTのSUCRAスコア(98.7%)は2位以下(PRP 64.3%)を大きく引き離しており、副作用がほぼないにもかかわらず、内服薬や外用薬を上回る効果が示されています。なお、2020年の更新版(男女別の分析)でも、女性のFAGAでLLLTが第1位の効果順位を維持しています。
LLLTが他の治療法と比べて際立っているのは、効果が高いにもかかわらず副作用がほとんどないという点です。上記のメタ分析ではLLLTの重篤な副作用の報告はありませんでした。122名の女性と103名の男性を対象とした多施設研究でも、LLLTで重篤な有害事象は確認されていません。体毛の増加もないため、特に女性にとって有利な治療選択肢です。
ただし、これだけのデータがあるにもかかわらず、LLLTがまだAGA治療の主流になっていないのも事実です。その理由としては、週3回の継続照射が必要なこと、内服薬に比べてまだ認知度が低いこと、米国FDA認可を受けた機器でもパラメータのばらつきが大きいこと、そして対応できるクリニックが少ないことが挙げられます。裏を返せば、正しい機器と適切なパラメータ設定で継続すれば、内服薬に匹敵する効果を副作用なしで実現できるのがLLLTの強みです。
AGA治療は「足し算」が基本
AGA治療は単独よりも組み合わせた方が効果は早く、到達点も高くなります。ミノキシジル外用+LLLTの治療が、内服薬を使わずに効果を最大化する方法です。ミノキシジル外用とLLLTの併用では、100%の有効率が報告されたデータもあります。

低出力レーザー(LLLT)は、主に630〜660nm前後の赤色波長の弱いレーザー光を頭皮に照射する治療法です。簡単に言えば、光の刺激で毛根の細胞に「エンジンをかける」イメージです。この光が毛包の細胞内にあるミトコンドリアのシトクロムcオキシダーゼ(エネルギー生成に関わる酵素)に吸収されることで、以下の3つのメカニズムが働きます。
1. 毛母細胞のATP産生を促す:LLLTは毛根の根元にある毛母細胞に光の刺激を与え、細胞のエネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸=いわば細胞の「燃料」)の産生を促進します。これにより毛根の細胞が活性化し、休止期にある毛包が成長期へ移行することで発毛・育毛が促されます。
2. 血行を促進する:レーザー光は頭皮の血管を拡張し、毛根への栄養素と酸素の供給を改善します。毛包周囲の血流が増加して栄養が行き届くことで、健康な毛髪が成長しやすい頭皮環境が実現します。
3. 抗炎症作用がある:LLLTは頭皮の炎症を軽減する効果もあります。AGAでは毛根周囲に微小な炎症が存在し、これが脱毛を促進する要因の一つです。炎症が抑えられることで、毛髪のヘアサイクルが正常化し、健康な毛髪の成長が促されます。
LLLTの有効性は複数の臨床研究とメタ分析で確認されています。795名を対象とした15研究のメタ分析では、LLLT群はコントロール群に対して毛髪密度が統計的に有意に増加しました。男女225名を対象とした多施設研究では、女性でcm²あたり約20本、男性でcm²あたり約19〜26本の毛髪増加が報告されています。光の刺激によって毛根の細胞が活性化され、毛髪の成長が促進されることがデータで裏付けられています。

また、ミノキシジル外用との併用でさらに高い有効率が報告されています。45名の女性を対象とした研究では、LLLT単独とミノキシジル5%単独でそれぞれ発毛効果が認められ、併用療法群が最も高い患者満足度を達成しました。
さらに、LLLTの大きな利点として初期脱毛(治療開始直後の一時的な抜け毛の増加)が起こりにくい点が挙げられます。ミノキシジルやフィナステリドでは治療開始後に初期脱毛が起こることがありますが、LLLTではそのような反応が少なく、比較的早期から効果を実感しやすい傾向があります。当院の症例でも、2〜3ヶ月で改善を実感される方が多くいらっしゃいます。
LLLTはパラメータ(波長・出力・照射密度・照射時間・点滅頻度)によって効果が大きく変わります。同じ「低出力レーザー」でも、パラメータの違いで全く効果が出ないこともあれば、高い発毛効果を得られることもあります。
| パラメータ | 効果への影響 | 研究知見 |
| エネルギーフルエンス(J/cm²) | 最も重要 | 1 J/cm²増加で毛髪密度が0.23本/cm²増加 |
| 照射時間 | 重要 | 総照射時間の増加と毛髪密度増加に有意な相関 |
| パルス照射 vs 連続照射 | 重要 | パルス照射の方が連続照射より有意に効果的 |
| 波長 | 中程度 | 630〜660nm(赤色光)が最も研究されている |
| ダイオード数 | 有意な関連なし | 数を増やしても効果は変わらない |
重要なのは、「レーザーのダイオード数が多いほど効果が高い」わけではないという点です。エネルギーフルエンス(照射面積あたりのエネルギー量)と照射時間が治療効果を決定する主要な因子です。また、レーザー光の照度(irradiance)が不足すると効果が出ず、過剰だと逆に抑制効果をもたらすこともあります(アルント・シュルツ/Arndt-Schulzの法則)。このため、医学的エビデンスに基づいて最適化された機器とパラメータ設定が治療成功の鍵になります。
LLLTは安全性の高い治療ですが、以下のデメリットと注意点を理解した上で治療に臨む必要があります。
1. 治療の継続が必要
LLLTは中断すると効果が徐々に失われます。完全にやめるのではなく、効果が安定した後は頻度を減らしながら維持療法として継続することが重要です。
2. 単独では重度AGAに不十分な場合がある
進行したAGAの場合、LLLT単独では十分な効果が得られないことがあります。フィナステリドやミノキシジル外用との併用が有効です。
3. 機器の品質にばらつきがある
市販の家庭用LLLTデバイスの中には、FDA承認を受けていない製品や、適切なパラメータ設定がなされていない製品も存在します。FDA認可を受けたレーザー機器であっても、パラメータ(波長・出力・照射時間など)が異なれば効果は大きく変わります。医学的エビデンスに基づき、臨床での実績が豊富なレーザーを選ぶことが重要です。
4. 照射に時間がかかる
1回の照射に約20〜30分、これを週3回程度行う必要があります。忙しい方にとっては継続のハードルになる場合があります。ただし、当院ではオリジナルの家庭用LLLTデバイスをレンタル提供しており、自宅でテレビを観ながら・リモートワークの合間に照射することが可能です。クリニックへ毎回通院する必要はなく、日常生活に無理なく組み込めます。
LLLTのほかにも、薬に頼らないAGA治療の選択肢はいくつかあります。副作用が心配な方は合わせてご参考ください。
LLLTの副作用は軽微で一時的です。報告されている症状は以下のとおりです。
・頭皮の赤み
・頭皮の乾燥
・温かさ・軽度のひりつき
これらはいずれも一時的な症状であり、治療を中断するほどの副作用ではありません。全ての臨床研究において、LLLTで重篤な有害事象は報告されていません。LLLTは弱い出力のレーザーを使用するため、痛みが全くないのも特徴です。
LLLTは週3回の頻度での使用が推奨されています。1回あたりの照射時間は20〜30分程度です。当院ではオリジナルの家庭用レーザー機器をレンタルでご自宅にお届けしているため、通院の手間なく継続できます。
治療期間としては、3ヶ月から6ヶ月程度で効果が実感できるのが一般的です。24週間(約6ヶ月)の研究では、毛髪密度と毛髪径の両方で有意な改善が確認されています。効果が安定した後も、頻度を減らしながらの維持療法を続けることで長期的な効果を保つことができます。
LLLTの費用は、治療方法によって異なります。
| 方法 | 月額コスト | 長期コスト(10年間) |
| 当院オリジナル機器(レンタル or 購入) | 約9,000〜1万円 | 約27〜30万円(購入の場合) |
| 市販の家庭用機器(購入) | ー | 約10〜50万円 |
| (参考)内服治療(フィナステリド、ミノキシジル) | 約5,000〜2万円 | 約60〜240万円 |
当院のオリジナル機器レンタルは月額約9,000〜1万円で、医学的エビデンスに基づいて最適化されたパラメータのレーザーをご自宅でご利用いただけます。市販の家庭用機器はパラメータの最適化や臨床実績の面で効果にばらつきがある点に注意が必要です。長期的に見ると、当院の機器を購入した場合の10年間のトータルコストは約27〜30万円で、内服治療(フィナステリド、ミノキシジルなど)の10年間で約60〜240万円と比べてかなり割安です。副作用がほぼないことに加え、費用面でも大きなメリットがあります。
LLLTは機器の選び方によって効果が大きく変わります。以下のポイントを確認して機器を選ぶ必要があります。
・米国FDA認可(承認)の有無:安全性と有効性が第三者機関で検証されているか
・レーザーダイオード(LD)の使用:LED単独よりもレーザーダイオード搭載機器の方が効果的というメタ分析の結果がある
・エネルギーフルエンス:照射面積あたりのエネルギー量が適切か
・照射時間:推奨時間が明示されているか
・機器タイプ:ヘルメット型はハンズフリーで使用可能、コーム型は安価
ナチュラルAGAクリニックでは、医学的エビデンスに基づき最適化されたオリジナルの低出力レーザー機器を開発し、のべ2万名以上の患者様に提供しています。実際に多くの方が発毛・育毛効果を実感されています。波長・照射時間・パルス設定を研究データに基づいて最適化しており、豊富な治療実績があります。この機器をレンタルもしくは購入でご自宅にお届けする形式のため、通院不要で最適な治療を継続できます。
フィナステリドやデュタステリドの副作用に悩んでいる方にとって、LLLTへの切り替えや併用は有力な選択肢です。実際に、後ほど紹介する当院の症例のように内服薬を中止してLLLT単独に切り替え、副作用なく改善を実現された方もいらっしゃいます。
切り替えを検討する際のポイントは以下のとおりです。
・併用から開始がおすすめ:可能であれば、まず内服薬を減量しながらLLLTと内服薬の併用を開始し、LLLTの効果を実感できた段階で医師と相談しながら内服薬を中止するのが安全です(→フィナステリドの減薬・休薬方法を症例で詳しく解説)
・急な中止のリスク:内服薬を急にやめると、一時的に抜け毛が増える場合があります。焦らず経過を見ることが大切です(→ミノキシジルをやめるとどうなる?/ミノキシジルのやめどきガイド)
・併用による相乗効果:ミノキシジル外用とLLLTの併用では、それぞれ単独よりも高い有効率が報告されています。内服薬を減らしつつ外用薬とLLLTで維持する方法もあります
いずれの場合も自己判断での内服薬の中止は避け、必ず医師に相談した上で治療計画を立てることが重要です。
LLLTは女性型脱毛症(FAGA/FPHL)に対しても有効性が確認されています。ネットワークメタ分析では、女性AGAに対してLLLTがミノキシジル5%・ミノキシジル2%を上回り、最も効果が高い治療と評価されました。122名の女性を対象とした多施設研究では、レーザー群でcm²あたり約20本の毛髪増加が報告されています。
女性にとってLLLTが特に有利な理由は以下の3点です。
・フィナステリド・デュタステリドは女性には使用禁忌であり、女性のAGA治療の選択肢は限られている
・ミノキシジル内服では体毛増加のリスクがあるが、LLLTでは体毛が増えることがない
・LLLTは専門家の判断のもとであれば、妊娠中も比較的安全に使用できる可能性がある
女性の場合はミノキシジル外用とLLLTの併用が、副作用を抑えつつ効果を最大化する方法です。女性の分け目はげの原因と治し方も合わせてご覧ください。
フラクショナルレーザーは低出力レーザーとは全く異なるメカニズムを持っています。効果や副作用も異なりますので注意が必要です。
フラクショナルレーザーは、強いレーザーを細かな点状に照射することで頭皮に微細な損傷を与え、自己修復反応を促進します。この刺激による損傷修復の過程で毛根部に成長因子が分泌され、血流改善と毛根の再生が促されます。さらにコラーゲンの生成が促進され、栄養が届きやすい頭皮環境が実現します。

フラクショナルレーザーの仕組み(細かく点状にレーザーを照射することで自己修復しやすくなる)
フラクショナルレーザーには、レーザーの発生装置によってエルビウムグラスレーザー、ツリウムレーザー、YAGレーザー、CO2レーザーなどの種類があります。それぞれ波長とレーザー光の発生の仕方が異なりますが、どの種類がAGAに最も効果的かは現時点では明確になっていません。
代表的な機器として、Lumenis社のフォリックスレーザー(folix/FoLix)があります。folixレーザーはエルビウムグラスレーザーの一種で、クリニックでのみ施術が可能な医療機器です。LLLTとは全く異なるカテゴリの治療であり、以下の点で違いがあります。
| 低出力レーザー(LLLT) | フォリックスレーザー(FoLix) | |
| 分類 | 低出力レーザー | フラクショナルレーザー(エルビウムグラス) |
| 施術場所 | 自宅 | クリニックのみ |
| 痛み | なし | 軽度〜中等度あり |
| 費用 | レンタル月9,000〜1万円 | 1回3〜5万円 |
| 治療回数 | 週3回・継続 | 月1回×4〜6回+メンテナンス |
| ガイドライン | 推奨度B | 現時点では未掲載 |
| エビデンスの豊富さ | 多数の臨床研究・メタ分析 | 研究段階(大規模研究は少ない) |
エビデンスの量と質ではLLLTの方が優位です。ただし、フラクショナルレーザー(folix等)もここ10年以内に登場した新しい施術法であり、今後の研究次第で評価が変わる可能性があります。
エルビウムグラスレーザー(folixレーザーを含む)の研究では、68%の女性と45%の男性の薄毛に効果が見られたと報告されています。レーザーの刺激により毛根の細胞に成長因子が分泌されることで、毛髪密度の改善が期待できます。また、ミノキシジル5%外用との併用でさらに効果が高まったというデータもあります。いずれの研究結果も有望ですが、大規模な研究はまだ少なく、まとまったエビデンスの蓄積が待たれます。
フラクショナルレーザーの副作用には、治療後の一時的な赤みや腫れ、かゆみ、乾燥感があります。また、痛みや稀に色素沈着を伴うことがあります。LLLTと比べると副作用は多いですが、通常は数日から数週間で改善し、軽い症状であることがほとんどです。
フラクショナルレーザーは一般的に2週間から1ヶ月の間隔で施術を受け、これを4〜6回(約4〜6ヶ月間)行うのが標準的なプロトコルです。その後も効果を維持するために年に数回のメンテナンス施術が必要です。治療を完全に中断すると効果が徐々に薄れる可能性があります。
フラクショナルレーザーの費用は1回あたり3〜5万円程度です。4〜6回の施術で12〜30万円程度が目安になります。さらにメンテナンス施術の費用も考慮する必要があるため、長期的なコストは高くなりがちです。
一度購入すればランニングコストがかからない低出力レーザー治療(LLLT)とは異なり、継続的に施術費用が発生する点はフラクショナルレーザーのデメリットです。
ナチュラルAGAクリニックでは、医学的エビデンスに基づいた最適なパラメータ設定で低出力レーザー治療を提供しています。以下に当院での治療症例を紹介します。いずれもLLLT単独での治療であり、内服薬を使用せずに改善が得られた症例です。
患者背景
・40代男性、頭頂部中心の中等度の薄毛(罹患期間:約5年)
・5年前に心筋梗塞・腎梗塞を発症し内服治療中
・心血管系の副作用リスクがあるためミノキシジル内服・外用ともに使用不可
・AGA治療歴なし
治療内容
・使用機器:ナチュラルAGAクリニックオリジナル低出力レーザー
・治療頻度:週3回、1回30分
・LLLT単独治療(内服薬・外用薬の併用なし)
▼ 治療前

治療前の状態です。頭頂部を中心に地肌が透けて見えており、薄毛が進行している状態です。
▼ 2ヶ月後

わずか2ヶ月で頭頂部に改善傾向が見られました。地肌が見えづらくなり、ご家族からも「増えている」と言われたとのことです。
▼ 5ヶ月後

5ヶ月後にはさらに改善が進み、地肌がかなり見えづらいレベルまで回復しました。
▼ 12ヶ月後

12ヶ月後はレーザーの使用頻度が低下していた時期で、効果がやや減弱しました。ただし、治療前と比較すると依然として良好な状態を維持していました。LLLTは継続することが効果維持の鍵であることを示す経過です。
▼ 18ヶ月後

レーザーの使用頻度を再び戻したところ、薄毛を感じさせないレベルまで改善しました。18ヶ月という長期経過でも効果が維持・改善できた症例です。
医師コメント
この方は心筋梗塞・腎梗塞の既往があり、心血管系への副作用リスクがあるミノキシジルが使用できません。低出力レーザー単独で、副作用なくこれだけの著明な改善が得られたことは、薬剤が使えない方にとってLLLTが有力な治療選択肢であることを示しています。患者満足度も非常に高い症例でした。
患者背景
・30代男性、頭頂部中心の軽度〜中等度の薄毛(罹患期間:約3年)
・他院でフィナステリドを1年半内服 → 性欲減退・抑うつ症状が出現し中止
・副作用のない治療を求めて当院にご来院
治療内容
・使用機器:ナチュラルAGAクリニックオリジナル低出力レーザー
・治療頻度:週3回、1回30分
・LLLT単独治療(内服薬・外用薬の併用なし)
▼ 治療前

治療前の状態です。頭頂部を中心に地肌が透けて見えており、つむじ周辺の薄毛が確認できます。
▼ 3ヶ月後

わずか3ヶ月で頭頂部の地肌が見えづらくなり、薄毛を感じさせない程に改善しました。患者様ご自身は「自覚的にはわからない」とのことでしたが、写真で比較すると明らかな改善が確認できます。
医師コメント
フィナステリドの副作用(性欲減退・抑うつ)で内服治療を継続できなかった方です。LLLT単独でも3ヶ月という短期間で大きな改善が得られました。副作用もなく経過良好のため継続中です。まだ3ヶ月ですので、今後さらなる効果が期待できます。内服薬の副作用に悩んでいる方にとって、LLLTへの切り替えは有力な選択肢の一つです。
AGAのレーザー治療は、副作用が少なく、エビデンスに裏付けられた有効な治療法です。特に低出力レーザー治療(LLLT)はガイドラインで推奨度Bの評価を受けており、ネットワークメタ分析ではミノキシジルやフィナステリド以上の効果が報告されています。パラメータの最適化が効果を大きく左右するため、信頼できる機器選びとクリニックでの適切な治療設計が重要です。
内服薬の副作用が心配な方、女性で治療の選択肢が限られている方、既存治療に追加してさらに効果を高めたい方にとって、LLLTは有力な選択肢です。
あなたの状況に合わせた次のステップ
・薄毛・抜け毛が気になり始めた方 → まずは無料カウンセリングでAGAの進行度を診断し、最適な治療プランをご提案します
・内服薬の副作用に悩んでいる方 → LLLTへの切り替え・併用について医師にご相談ください。当院では一人ひとりに合わせた移行プランをご案内しています
・既存治療にLLLTを追加したい方 → 併用による相乗効果で、より高い改善を目指せます