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  • 女性の薄毛治療

    女性の薄毛治療について

    Female type AGA

    女性の薄毛の特徴

    「男性と違って女性に薄毛は少ない」と思われがちですが、実は多くの女性が髪の悩みを抱えています。50才以下の女性の40%近くがなんらかの薄毛の症状を示し、80才の女性の45%が頭部全体に薄毛を抱えます。
    女性の薄毛の特徴は、ボリュームが減る、抜け毛が増えるといった症状が頭部全体に起きることです。
    男性の薄毛は、額の生え際や頭頂部に生じますが、女性がこのような薄毛をきたすことは非常に稀です。

    女性の薄毛の種類

    女性の薄毛は、以下に説明するような「女性型脱毛症(FAGA)」「休止期脱毛症」「加齢による変化」などいくつかの要因が複雑に影響しあうことが多く、単一の理由で説明するのが難しい場合が多いです。これが女性の薄毛治療を難しくしている原因の1つです。
    以下に、それぞれの薄毛の種類についてご説明します。

    女性型脱毛症(FAGA)

    女性型脱毛症(FAGA)とは?

    女性型脱毛症(FAGA; Female Androgenetic Alopecia)は、頭部全体の髪が薄くなる「びまん性脱毛」を特徴とする脱毛症で、女性ホルモンの減少にともない男性ホルモンの影響が増加するため発症すると言われています。
    男性は、男性ホルモンの影響で男性型脱毛症(AGA)を発症しますが、それに対応する疾患が女性型脱毛症(FAGA)です。

    女性型脱毛症(FAGA)の抜け毛の原因

    女性ホルモンが減少し、男性ホルモンの影響が相対的に強くなるため、FAGAを発症すると考えられています。
    ただし、遺伝的要素が強いことが知られています。複数の遺伝子によって遺伝され、ご両親もしくはどちらか一方から遺伝すると考えられています。

    通常、髪の毛は成長期(伸びる)、退行期(止まる)、休止期(新しい毛が生えて、古い毛が抜ける)というサイクルを繰り返して生えたり抜けたりを繰り返します。

    しかし、FAGAでは休止期が通常より長くなるため、抜け毛が増えます。
    正常でも1日50-80本の髪の毛が抜けますが、1日の抜け毛が150-200本を超えてくると抜け毛が多いといえるでしょう。

    通常のヘアサイクル
    FAGAのヘアサイクル

    女性型脱毛症(FAGA)の経過

    FAGAでは、年数の経過とともに毛包が縮小し、髪がどんどん細くなっていきます。
    どの年齢層にも発症しますが、閉経後により多く見られます。進行具合は一定ではなく、3-6ヶ月の経過で薄毛が進行し、その後6-18ヶ月はそのまま安定する、というように変動する場合もあります。
    長期的には、適切な治療を行わないと数十年の経過で薄毛が進行していきます。
    早期に病院で治療を行うべき疾患といえるでしょう。

    休止期脱毛症

    休止期脱毛症は、心身のさまざまなストレスにより一時的に多くの髪の毛が抜ける脱毛症です。
    休止期脱毛は性別、年齢を問わず発症します。
    FAGAと同じように、頭部全体が薄くなる「びまん性脱毛」が特徴です。
    通常、頭部全体で約10万本ある髪の毛のうち、約85%は成長期(髪が伸びる時期)にあります。しかし、以下にあげるようなさまざまなストレスによって、髪が伸びる成長期から休止期(髪の成長が止まり抜け落ちる時期)に一気に変化してしまいます。
    約10万本の髪の毛のうち、最大70%もの髪の毛が同時に休止期に入るため、一気に抜け毛が増加します。

    休止期脱毛症の原因

    休止期脱毛症を起こす原因は以下のようなものです。

    • 出産
    • (特に発熱を伴う)急性期/慢性期疾患
    • 手術
    • 交通事故
    • 精神的ストレス
    • 過度なダイエット
    • 栄養不足(鉄不足)
    • 薬剤
    • 甲状腺疾患
    • ピルの中断
    • 時差ボケをともなう海外旅行
    • 頭皮の皮膚病
    • 頭皮の日焼け

    これらの原因があった2-4ヶ月後に、抜け毛が出現します。
    最近では、新型コロナウイルス感染症後の休止期脱毛が社会的に話題になっています。

    休止期脱毛症の経過

    頭部全体の薄毛が出現し、数ヶ月かけて最も薄毛が進行します。その後新しい髪の毛が生えてきて、6-9ヶ月後には元に戻ることが多いです。
    多くの場合、発症前と同じ状態に戻りますが、完全には戻らないケースもあります。

    また、発症後数年間も抜け毛が多い状態が続くこともあり、慢性休止期脱毛症と呼ばれます。
    休止期脱毛症が慢性化する理由はよくわかっていません。
    治療は、脱毛症の原因となる疾患(甲状腺疾患など)を治療し、十分な栄養(タンパク質、ビタミン、鉄分、葉酸など)をとることです。
    また、場合によってはFAGAと同じような治療を行う場合もあります。

    従来の女性型脱毛症(FAGA)の治療法

    従来のFAGAの治療法として、ミノキシジルが知られています。

    ミノキシジル

    ミノキシジル

    ミノキシジルはもともと高血圧に対する降圧薬として開発された薬剤で、発毛効果があることから、薄毛治療に用いられています。
    ミノキシジルは、塗布した頭皮から直接吸収され、毛母細胞を活性化し、毛根の血流を改善する作用があります。

    1日2回頭皮に塗布することで、3-6ヶ月程度で薄毛改善が期待されます。
    「女性型脱毛症ガイドライン」で推奨度A(行うよう強く勧める)と評価される薬剤です。

    薬を使わない新しいFAGA治療「ナチュラルメソッド」

    従来はミノキシジル外用が主なFAGAの治療法でした。
    薬を使わない新しいFAGA治療「ナチュラルメソッド」は低出力レーザー、アデノシン外用、HARVESTサプリメントプラスの組み合わせにより、FAGAの進行を抑え発毛を促す新しい治療法です。

    低出力レーザー

    低出力レーザー

    低出力レーザー治療は、弱いレーザー光を頭皮に照射し、発毛を促す治療法です。毛包深部まで到達したレーザー光が毛母細胞に働きかけ、髪の毛の成長を促します。また血流改善作用、抗炎症作用も報告されています。

    レーザーというと脱毛のイメージがあるかと思いますが、発毛に用いる低出力レーザーは、脱毛レーザーよりも弱い出力で650-660nmの特殊な波長を照射することで、毛根にエネルギーを与え、発毛を促す効果があります。
    低出力レーザーは安全性・有効性ともに優れているため、日本皮膚科学会発行の「女性型脱毛症ガイドライン」でも推奨されています。

    アデノシン外用

    アデノシン外用アデノシン

    アデノシンは、細胞のエネルギー物質であるATP(アデノシン3リン酸)を構成する物質で、頭皮に塗布して薄毛治療に用いられます。頭皮から吸収され、毛母細胞でFGF-7と呼ばれる細胞増殖因子を産生し、薄毛改善を促します。
    アデノシンは医薬品ではなく、副作用としてはかゆみなど、稀に生じたとしても軽微なものです。

    HARVESTサプリメントプラス

    HARVESTサプリメントプラスは、ハーブなどの植物性栄養素を用い、ビタミンC、ビタミンB群、亜鉛、パントテン酸、L-シスチン、ビオチンなど全29種類の成分を配合した医療用サプリメントです。
    細胞の健康を増進し免疫機能の強化することで内側から髪の毛の成長をサポートすることを目的にしています。各種栄養成分はその吸収性、長期使用の安全性などを慎重に考慮し、バランスよく配合されています。
    不規則な食生活で不足しがちなビタミンやミネラル、微量元素を補充し、内側から育毛をサポートする目的で使用します。

    • 低出力レーザー
    • アデノシン外用
    • HARVESTサプリメントプラス

    これらを組み合わせて行う、薬を使わない新しいFAGA治療「ナチュラルメソッド」を用いて、当院で多くの患者様が発毛を実感されています。

    当院は患者様それぞれのお悩みに合わせた治療法を提案しております。
    プライバシーに配慮した完全予約制とし、初診からオンライン受診も可能です。
    まずは無料カウンセリングにて、お気軽にご相談ください。

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