MENU
  • LINE予約
  • web予約
  • 院内

    AGAコラム

    Column

    【2025年版】最新のはげ薬・AGA治療まとめ|完全ガイド

    最新のはげ薬、AGA治療薬まとめアイキャッチ

    記事更新日:2025.06.12

    2025年、最新の研究により、はげ薬やAGA治療法は驚くべき進化を遂げています。この記事では、「最新のはげ薬」から「再生医療」に至るまで、効果的なAGA治療法を詳しく解説します。従来のフィナステリドやミノキシジルといった定番の治療薬に加えて、最新の研究成果や技術も取り上げご紹介します。今まで試してきた薬で効果を感じられなかった方も、最新技術で新しい可能性を探ることができるでしょう。ぜひこの記事を参考に、あなたの髪の悩みを解決する手助けにしてください。

    監修医情報

    新行内 出

    ナチュラルAGAクリニック 院長 新行内 出

    経歴

    2013年3月 千葉大学医学部卒業
    2013年4月 がん研有明病院勤務
    2014年4月 東京大学医学部付属病院勤務
    2015年4月 大手AGAクリニックA勤務
    2017年6月 大手AGAクリニックB勤務
    2021年5月 ナチュラルAGAクリニック開院

    資格・所属

    • 日本美容皮膚科学会 正会員
    • 日本抗加齢医学会 正会員

    最新のはげ薬はここまで進化している

    従来の治療 vs 新しいアプローチ

    薄毛治療は、1990年代以降「内服薬」と「外用薬」を中心に進化してきました。特に有名なのが、フィナステリド(プロペシア)やミノキシジルといった医薬品です。これらは国内外で広く使われてきた従来のスタンダードと言えます。

    一方、近年は「薬に頼らない」、あるいは「薬を超える」アプローチが台頭しています。たとえば

    • 低出力レーザー(LLLT)で毛包を光刺激
    • マイクロニードリングで頭皮の自然治癒力を活かす
    • PRP療法で成長因子を注入し、再生を促す
    • 幹細胞技術による毛包再生

    さらに記事の後半では現在研究中の「新薬」や新たな治療法もご紹介します。

    効果・安全性・継続性で見る薄毛治療の比較

    薄毛治療を選択する際、効果だけでなく、安全性と継続性も重要な判断基準です。薬の効果が高くても、副作用が強ければ長期的な使用は難しいでしょう。また、費用対効果を考慮し、無理なく続けられる治療法を選ぶことが、結果的に満足度の高い選択につながります。治療には、医薬品や薬以外のアプローチ、再生医療など多様な選択肢があり、それぞれの特徴を理解し、自分に最適な治療法を見つけることが大切です。

    定番のAGA治療薬

    some_white_round_pills_and_beige_capsules_zoomed_white_background

    フィナステリド(プロペシア)

    フィナステリドは、男性型脱毛症(AGA)の治療に広く利用される内服薬で、5α-リダクターゼと呼ばれる酵素を阻害し、抜け毛を促進するジヒドロテストステロン(DHT)の生成を防ぎます。使用開始から3〜6ヶ月で抜け毛の進行が止まり、6ヶ月〜1年で改善が見られることが多いです。副作用として性欲減退や勃起不全が報告されているため、医師の指導のもと使用することが重要です。

    デュタステリド(ザガーロ)

    デュタステリドは、AGA(男性型脱毛症)の治療薬としてフィナステリドよりも強力な効果を持ちます。これは、1型と2型の5αリダクターゼの両方を阻害し、DHTの生成を抑えることで毛髪の成長を促進します。薄毛の進行を遅らせ、発毛を促進する一方、副作用として勃起不全や性欲減退が報告されています。

    ミノキシジル

    ミノキシジルは、AGA治療の定番として広く用いられる薬剤で、外用と内服の両方の2種類があります。外用薬は頭皮に直接塗布し、毛包への血流を増加させることで発毛を促進します。一方、内服薬は全身に作用します。毛髪の成長促進および抜け毛の抑制効果があります。副作用としては、頭皮のかゆみや発疹、内服の場合には心拍数の増加やむくみが報告されています。

    次世代の非医薬品治療

    a_handpiece_of_a_fractional_laser_machine

    従来の定番のAGA薬に加え、現在では、医薬品以外のさまざまな治療法が実用化されています。

    アデノシン

    アデノシンは、頭皮に塗布し発毛をサポートする育毛剤です。メカニズムとしては、アデノシンが毛乳頭細胞を活性化し、髪の毛の成長期を延長する作用があります。これにより、抜け毛を抑制し、髪の毛が太く、強く成長する効果が期待できます。副作用としては、頭皮のかゆみや赤み、軽い炎症が生じることがあります。アデノシンは医薬品成分ではないため、比較的安全性が高いと言われています。

    低出力レーザー(LLLT)

    低出力レーザー療法(LLLT)は、レーザー光を頭皮に照射することで毛包を刺激し、発毛を促す治療法です。レーザー光が細胞レベルでの代謝を促進し、毛髪の成長を促します。副作用は比較的少なく、軽度の頭皮の赤みやかゆみが報告されていますが、一般的に安全性は高いです。LLLTは、AGA治療の一環として、ミノキシジルなど他の治療法と組み合わせることで、より効果的です。男性・女性ともに使用できる点も魅力です。家庭用機器やクリニックでの施術があります。

    フラクショナルレーザー

    フラクショナルレーザーは、AGA(男性型脱毛症)治療において補助的な役割を果たすことが期待されています。フラクショナルレーザーは、頭皮に微細な損傷を一時的に与えることで、自己治癒プロセスを活性化させます。損傷を修復する過程で成長因子が分泌され、血管が新たに生成され頭皮の血行が促進されます。副作用としては照射の痛みや一時的な赤みなどが生じます。主にクリニックでの施術が主です。

    マイクロニードリング

    マイクロニードリングは、微細な針を用いて頭皮に無数の高密度の穴を開け、再生を促す治療法です。一時的な損傷を与えることで自己治癒プロセスが活性化し、成長因子の分泌、血行促進を通じて発毛を促します。また、外用薬の頭皮への吸収が良くなるため、ミノキシジルなど外用薬の効果を高める効果もあります。副作用としては、施術後の赤みや腫れ、軽度の痛みが挙げられますが、通常は数日で改善します。クリニックで施術を行うダーマペンや、自宅用のダーマローラーなどがあります。

    PRP療法

    PRP療法(Platelet-Rich Plasma療法)は、患者自身の血液を遠心分離して高濃度の血小板を抽出し、頭皮に注入する治療法です。血小板に含まれる成長因子が毛根を刺激し、毛髪の成長を促進します。効果としては、毛髪の密度や太さの改善が期待されます。また、自己血液を使用するためアレルギー反応のリスクが低いことも特徴です。しかし、注射部位の軽い痛みや腫れが副作用として報告されることがあります。

    その他の成長因子注射(メソセラピー)

    成長因子注射(メソセラピー)は、HARG(ハーグ)療法やBENEV(ベネブ)、エクソソーム治療などが代表的で、幹細胞上清液とも呼ばれます。これらの治療は、頭皮に成長因子を直接注入することで、毛母細胞の活性化を目指します。発毛効果が期待されるものの、各クリニックで独自の成長因子ブレンドや施術法を用いているため、一概に効果のほどは断言できません。副作用としては、注射部位の腫れや赤み、かゆみが報告されています。

    開発中の最新治療薬・再生医療

    現在世界中で開発中のAGAの新薬・新治療をご紹介します。

    KX826(ピリルタミド)

    KX826(ピリルタミド)は、香港のKintor社が現在治験中の新しいAGA治療薬であり、今後の正式な薬事承認が期待されています。この薬は、アンドロゲン受容体に直接作用することで、毛包におけるDHT(ジヒドロテストステロン)の影響を抑え、抜け毛を防ぎます。初期の臨床試験では、男性・女性ともに効果的な発毛が確認されておいます。副作用としては、皮膚のかゆみや刺激が報告されていますが、フィナステリドと異なりDHT自体を減少させるわけではないため男性機能低下や性欲減退の副作用は報告されていません

    ナチュラルAGAクリニックでは日本で先駆けてピリルタミドを導入し、従来の治療法の補助として処方しています。ご興味の方はぜひお気軽にお問い合わせください。

    Breezula(クラスコテロン)

    Breezula(クラスコテロン)は、アイルランドのCosmo社が開発中の塗り薬で、頭皮のアンドロゲン受容体に作用し、ジヒドロテストステロン(DHT)の影響を抑制することで、脱毛症の進行を食い止めます。Winleviという名称でニキビ治療薬としてすでに使用されている薬をAGA治療に転用したお薬です。主な副作用としては、頭皮の軽い刺激や乾燥が挙げられますが、比較的安全性が高いとされています。現在、Breezulaは第三相治験が進行中であり、効果と安全性をより詳細に検証するためのデータが集められています。これらの治験結果次第では、近い将来に正式な薬事承認が期待されており、AGA治療の新たな選択肢としての可能性が広がっています。

    ENERGI-F701

    ENERGI-F701は、台湾のEnergenesis社が現在治験中の塗り薬で、将来的な正式な薬事承認が期待されています。この外用薬は毛包細胞内でAMPK(AMP活性化プロテインキナーゼ)の活性を高めることにより、細胞のエネルギー代謝を促進します。ENERGI-F701はこのメカニズムを活用し、細胞のエネルギー産生能力を向上させ、毛周期を延長することを目指しています。近い将来の薬事承認に向けて、今後の研究結果が注目されます。

    VDPHL01

    VDPHL01は、アメリカのVeradermics社が開発中の次世代型飲み薬で、現在は第2/3相試験の段階にあります。この薬は、ミノキシジルの改良版である可能性が指摘されていますが、そのメカニズムや詳細はまだ公にはなっていません。治験が進む中で、これまでの治療薬と比較してどのような優位性を持つかが注目されています。今後、正式な薬事承認を受けることで、薄毛治療の選択肢がさらに広がることが期待されています。

    SAGA-001

    SAGA-001は、アメリカのStimusil社が開発中の革新的な治療法です。この治療は、低出力レーザーとマイクロニードリングを組み合わせニードルの先端から頭皮の内部へ直接レーザーを照射することで、毛根に効率的にエネルギーを届けます。同時に、マイクロニードリングによる皮膚の微細な刺激が細胞の再生を促進し、毛髪の成長をサポートします。現在、Stimusil / SAGA-001は治験中であり、正式な薬事承認が期待されています。

    S-DSC毛髪再生治療

    S-DSC毛髪再生治療は、資生堂が日本国内の各医科大学と共同研究を行っている治療法で、後頭部から採取した健康な毛根を培養し、その毛根鞘細胞を薄毛が進行した部分に注射します。これにより、数回の施術で長期間にわたり発毛効果が期待できます。しかし、効果が見られるのは40代以降の軽症の女性患者が中心で、すべての患者に有効とは言えません。また、治療費が高額であることもデメリットの一つです。再生医療技術の進歩によって、今後さらなる改善が期待されます。

    まとめ

    はげやAGAの悩みを抱える多くの方にとって、最新の治療薬や技術は大きな希望となります。従来のフィナステリドやミノキシジルといった定番の薬に加え、薬を使わないアプローチや新薬などの新しい選択肢が登場しています。日々世界中でAGAの新しい治療法の研究開発が進んでいますので、ぜひ最新の治療法をチェックして、ご自身の治療に役立ててください。

    ナチュラルAGAクリニックでは低出力レーザーやアデノシン、ピリルタミドなど最新の治療法を取り入れ、薬を使わないAGA治療を提供しています。ご興味の方は無料カウンセリングでぜひご相談ください。

    この記事をSNSでシェアする

    薬を使わないAGA治療

    薄毛のお悩みは
    ナチュラルAGAクリニックへ
    ご相談ください

    まずはお気軽にカウンセリング・ご相談にお越しください。
    当院は他の患者様とお会いせずにご来院いただけるように、完全予約制とさせていただいております。
    ※お急ぎの場合、当日予約をご希望の場合はお電話からご連絡ください。

    pagetop