【医師監修】ミノキシジルの副作用の確率は？

ミノキシジルは、AGAの薄毛に対する治療薬として広く使用されており、その効果が認められています。しかし、副作用についての懸念も少なくありません。本記事では、ミノキシジルの副作用の種類や発生確率について詳しく解説します。さらに、副作用の心配が少ないAGA治療法についても紹介します。ミノキシジルの使用を検討している方や、既に使用中の方に向けて、ミノキシジルの副作用の確率を詳しく解説しますので参考にしてみてください。

ミノキシジルの副作用は？

以下に、外用薬と内服薬それぞれの副作用について詳述します。

ミノキシジル外用薬の副作用

ミノキシジル外用薬は、頭皮に直接塗布するタイプのAGA薬です。主な副作用としては、頭皮のかゆみ、赤み、乾燥が挙げられます。これらは一般的に軽度ですが、頭皮の炎症や発疹が生じることがあります。また、頭痛やめまいといった副作用も報告されています。

ミノキシジル内服薬の副作用

一方、ミノキシジル内服薬は、血圧を下げる効果があるため、低血圧やめまい、動悸などの副作用が発生することがあります。また、体毛の増加も一般的な副作用の一つです。さらに、浮腫（むくみ）や心臓疾患が報告されることもあります。これらの副作用は、薬の使用量や個人の体質によって異なります。一般的に内服薬の副作用は外用薬よりも強いことが多いです。

ミノキシジルの副作用について詳しくはこちらの記事もご参照ください

AGAコラム

2024.05.03

【医師監修】ミノキシジルの副作用を解説：効果的な対処法は？

https://natural-aga-clinic.com/minoxidil-sideeffect

ミノキシジルとは？ミノキシジルとは、元々は高血圧治療薬として開発され、その副作用として毛髪の成長が見られたことから、現在では主にAGA治療薬として使用されている薬の一つです。ミノキシジルは、血管を拡張させることで血流を改善し、毛母細胞に栄養を届ける効果があります。これにより、毛母細胞が活性化し、抜け毛を防ぎ、発毛を促す働きを持っています。ミノキシジルは、頭皮に直接塗布する外用薬と、内服する飲み薬があり、それぞれ効果や副作用、リスクが異なります。また、他の治療との併用で効果がさらに期待できます。ミ...

ミノキシジルの副作用の確率は？

ミノキシジル外用薬と内服薬の副作用の確率をご説明します。 

ミノキシジル外用薬の副作用の確率

リアップX5およびリアップの販売後調査によると、ミノキシジル外用薬により全体で8.82%になんらかの副作用が出現しました。

具体的には以下の表のようになります。

上記のように、主にミノキシジルを塗った部位の皮膚に起こる副作用が主です。

頭痛やめまいなどミノキシジルの血管拡張作用によると思われる副作用も少数報告されています。

いずれも重篤な副作用は報告されていません。

その他、使用上の注意から予測できない副作用が少数報告されていますが、ミノキシジル外用薬との関連は不明です。

ミノキシジル内服薬の副作用の確率

ミノキシジル内服は、日本国内では承認されていません。そのため、実際の正確な副作用の確率はわからないのが実情です。

海外でAGA治療薬としてミノキシジル内服が報告されている研究をもとに、データをまとめたのが以下の表です。

このように、報告によって副作用の確率はかなりまちまちです。特に多毛症に関しては、頻度4%とする報告や94%とする報告もあり、用量や使用方法によっても出現確率は異なるようです。

ミノキシジル内服(Loniten)の場合

AGA治療薬としての報告は上記ですが、高血圧薬としてアメリカで使用されているLoniten（ミノキシジル内服）の報告では以下のようになっています。

このように、ミノキシジルを高血圧薬として使用した場合は、AGA治療薬として使用する場合と用量が異なるため、副作用の確率はやや異なりますが、両者とも概ね同じような傾向を示しています。

多毛症が80%とかなり多いのがわかると思います。また、腎疾患の患者において3%の確率で心嚢液貯留などの重篤な副作用が報告されています。

副作用の心配の少ないAGA治療は？ 

ミノキシジル内服と比べるとミノキシジル外用薬は皮膚症状が多いものの、重篤な副作用の心配が少ないことがわかります。

また、最近では低出力レーザー治療（LLLT）も注目されています。この方法は、頭皮にレーザーを照射することで毛母細胞の活性化を促進し、髪の成長を促すものです。副作用がほとんどないため、安全性が高い治療法として評価されています。

ナチュラルAGAクリニックでは、レーザー治療を中心に副作用の心配の少ないAGA治療を行なっています。無料カウンセリングでぜひご相談ください。

まとめ

この記事ではミノキシジルの副作用の確率についてご説明しました。外用薬と内服薬で副作用の種類や確率は異なります。ミノキシジル外用薬はかゆみや発疹など、塗布した部位の症状が主です。ミノキシジル内服薬は国内未承認のため正確な数字は不明ですが、多毛症やむくみ、動悸・息切れ、心臓疾患などが挙げられます。高血圧治療薬であるLoniten（ミノキシジル内服）の使用上の注意も参考になります。副作用の心配の少ないAGA治療も近年は注目されています。ぜひこの記事を参考にご自身のAGA治療に役立てていただければと思います。