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    AGAコラム

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    【症例画像あり】初期脱毛はいつまで?AGA治療の期間・症例画像・対処法を解説

    記事更新日:2026.04.12

    AGA治療を始めると、「初期脱毛」と呼ばれる一時的な抜け毛の増加が起こることがあります。ミノキシジルやフィナステリドなどの薬でAGA治療を開始した方にとって、髪が増えるはずの治療で抜け毛が増える現象は、大きな不安の原因です。しかし、初期脱毛は治療が効き始めているサインであり、通常は2週間〜2ヶ月で収まります。この記事では、AGA治療の初期脱毛がいつまで続くのか、期間の目安や終わりの兆候、ミノキシジル・フィナステリド・デュタステリドなど治療薬ごとの違いを徹底解説します。よくある質問や誤解にもわかりやすくお答えしていますので、ぜひ参考にしてください。記事の後半では、当院で実際に初期脱毛を経験した3名の症例画像も掲載しています。

    監修医情報

    新行内 出

    ナチュラルAGAクリニック 院長 新行内 出

    経歴

    2013年3月 千葉大学医学部卒業
    2013年4月 がん研有明病院勤務
    2014年4月 東京大学医学部付属病院勤務
    2015年4月 大手AGAクリニックA勤務
    2017年6月 大手AGAクリニックB勤務
    2021年5月 ナチュラルAGAクリニック開院

    資格・所属

    • 日本美容皮膚科学会 正会員
    • 日本抗加齢医学会 正会員

    初期脱毛はいつまで続く?期間の目安

    一般的な初期脱毛の期間

    AGA治療における初期脱毛は、治療開始から約2週間後に始まり、1〜2ヶ月で自然に収まるのが一般的な目安です。早い方では1週間ほどで抜け毛が増え始め、長くても2ヶ月以内に落ち着くケースがほとんどです。

    初期脱毛が起こるメカニズム(仕組み)は、ヘアサイクル(毛周期)の正常化にあります。AGAでは髪の成長期が短くなり、休止期にとどまる髪が増えた状態です。AGA治療薬の作用でヘアサイクルがリセットされると、休止期にあった髪が一斉に抜け落ち、代わりに新しい成長期の髪が生え始めます。つまり、初期脱毛は古い髪から新しい髪への生え変わりの仕組みによって起こる一時的な現象です。この仕組みを理解すれば、初期脱毛への不安を乗り越えやすくなります。

    通常の抜け毛は1日50〜100本程度ですが、初期脱毛の期間中は1日200〜300本に増加する可能性があります。ただし、この量には個人差が大きく、実際にはほとんど気にならない人も少なくありません。当院の診療でも、初期脱毛を自覚的に感じない人のほうが多い印象です。抜け毛が終わるまでの期間の目安には個人差があります。2ヶ月以上抜け毛が続く場合は初期脱毛以外の原因が考えられるため、必ず医師に相談してください。

    「初期脱毛がひどい」「髪がスカスカになった」と不安を感じる人もいますが、見た目に大きな変化が現れるほどひどい初期脱毛が起こるケースは多くありません。初期脱毛では細く短い休止期の毛だけでなく、太い毛が抜けることもあります。ヘアサイクルのリセットに伴い、成長期にあった太い毛も一緒に押し出されるためです。太い毛が抜けること自体は初期脱毛の特徴の範囲内であり異常ではありませんが、2ヶ月以上続く場合は他の脱毛症との関係も含めて医師の診察を受けてください。

    治療薬ごとの初期脱毛の違い

    初期脱毛の起こりやすさは、AGA治療薬の種類によって異なります。ここでは治療薬ごとの違いを解説します。以下の表に発生頻度と期間の目安をまとめます。

    治療薬 初期脱毛の頻度 開始時期 持続期間
    ミノキシジル内服(ミノタブ) 20〜30% 2〜4週間後 1〜2ヶ月
    ミノキシジル外用(リアップ等) 10〜20% 2〜4週間後 1〜2ヶ月
    フィナステリド(プロペシア) 比較的低い 2〜4週間後 1〜2ヶ月
    デュタステリド(ザガーロ) 比較的低い 2〜4週間後 1〜2ヶ月
    低出力レーザー治療(LLLT) 起こりにくい

    ミノキシジル内服(ミノタブ)は全身に作用する内服剤のため、初期脱毛の頻度が最も高く、20〜30%の人に起こります。髪が抜ける量もひどい場合がありますが、これは薬の効果が全身的に現れるためです。一方、ミノキシジル外用剤(リアップなどの塗り薬)は頭皮への局所的な作用であり、内服薬より頻度は低い傾向です。外用剤による初期脱毛は、内服剤と比較すると症状も軽いことが一般的です。ミノキシジルの他の副作用については別記事で詳しく解説しています。

    フィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ)は、ミノキシジルとは異なるメカニズムで効果を発揮する薬です。男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑える内服薬であり、ヘアサイクルへの急激な変化が起こりにくいため、初期脱毛も比較的起こりにくい傾向です。ただし、フィナステリドやデュタステリドでも初期脱毛がまったく起こらないわけではありません。なぜ起こるかというと、DHTの抑制によりヘアサイクルの周期が変化し、休止期の髪が成長期へ移行する仕組みの中で古い毛が抜けることがあるためです。

    低出力レーザー治療(LLLT)は、薬を使わず毛根の細胞にエネルギーを与えて活性化する治療法です。薬のようにヘアサイクルを急激にリセットする作用がないため、初期脱毛が最も起こりにくい選択肢です。比較的早期から効果が得られる特徴があり、初期脱毛をどうしても避けたい人にとっては有力な治療法です。フィナステリドやミノキシジルなど他の治療との併用で育毛効果をさらに高めることも可能です。

    2回目の脱毛が起こることもある

    初期脱毛は通常1回だけですが、AGA治療を継続する中で、治療開始から5〜9ヶ月後に再び抜け毛が増えることがあります。これは「2次脱毛」と呼ばれ、ヘアサイクルが完全に正常化するまでの過程で起こる現象です。

    2回目の脱毛も初期脱毛と同様に一時的なものです。ヘアサイクルの周期が安定するにつれて、このような一時的な抜け毛の波は減っていきます。2回目の脱毛の期間中も治療を継続することが重要であり、焦って中断しないでください。「なぜまた髪が抜けるのか」と不安になる人が多いですが、これもヘアサイクルの周期が安定するまでの過程で起こる現象であり、必ず終わるものです。後述する症例③の50代女性は、治療開始5ヶ月後に2次脱毛を経験しましたが、治療を継続した結果、9ヶ月後にはさらに大きな効果が現れています。

    初期脱毛が終わるサインと見極め方

    初期脱毛が終わりに近づく兆候

    初期脱毛がいつまで続くのか不安に感じている人にとって、「終わりのサイン」を知ることは重要です。初期脱毛が終わる兆候にはいくつかの特徴があります。以下のサインが見られれば、初期脱毛は終わりに近づいている可能性が高いです。

    初期脱毛が終わりに近づく5つのサイン

    シャンプー時や枕につく抜け毛の量が目に見えて減る

    生え際や頭頂部に産毛(新しい短い髪)が現れ始める

    抜け毛の量が全体的に減少し、太い毛も細い毛も抜ける量が落ち着いてくる(ヘアサイクルが安定してきた兆候)

    頭皮の透け感(スカスカな見た目)が徐々に改善に向かう

    見た目の変化が少しずつ良い方向に進んでいると感じる

    これらの変化は緩やかに進むため、毎日の比較では気づきにくいことがあります。治療開始前や1ヶ月前の写真と比較すると、見た目の変化を実感しやすくなります。治療経過を記録するために、同じ角度・照明で定期的に写真を撮る方法が効果的です。AGA治療を行うクリニックでは、治療前後の頭皮写真を撮影し見た目の変化を徹底的に確認する検査を行うところもあります。

    初期脱毛がひどいと感じる人でも、実際に効果が現れ始める3ヶ月目以降になると、「抜け毛の不安は一時的なものだった」と理解できることが多いです。初期脱毛の期間中はつらい時期ですが、正しく理解して乗り越えることが大切です。「初期脱毛=治療の失敗」という誤解をせず、この時期を乗り越えるために前向きに治療を続けてください。

    2025年に発表された49名のAGA患者を対象とした研究では、初期脱毛の程度が強い方ほど、その後の治療効果が高い傾向が確認されています。初期脱毛が目立ったとしても、それはAGA治療が効いているサインと考えることができます。

    初期脱毛と異常な抜け毛の見分け方

    初期脱毛は通常1〜2ヶ月の期間で収まりますが、それ以上続く場合は別の原因が考えられます。初期脱毛と異常な抜け毛の見分け方を解説します。正しく見分けることが、適切な対処につながります。以下のような症状や疾患が、AGA治療中に髪が抜ける原因になっていることがあります。

    ・頭皮の炎症:ミノキシジル外用剤によるかゆみ・赤み・フケなどの症状が続いている場合、頭皮の炎症が抜け毛の原因になっていることがあります。薬の使用頻度・使用量を減らすか、製品を変更する対処法で改善する場合があります。

    ・円形脱毛症:自己免疫(体の免疫機能が自分の細胞を攻撃してしまうこと)の異常により、特定の部位から急に髪が抜ける疾患です。範囲が限定的で急激に起こるのが特徴です。AGA治療とは別の治療が必要です。

    ・休止期脱毛(髪が休んでいる状態の毛が一斉に抜ける症状):ストレス・病気・栄養不足などが原因で、ヘアサイクルが乱れ一時的に抜け毛が増えます。AGA治療との関係を医師に確認してもらう必要があります。

    ・甲状腺疾患:甲状腺の機能異常は薄毛の原因になることがあります。血液検査で確認可能です。

    初期脱毛と異常な抜け毛の見分け方のポイントは、「期間」「範囲」「症状」の3点です。以下に当てはまる場合は、早めに医師に相談してください。

    • 抜け毛が2ヶ月以上の期間にわたって続いている
    • 頭皮にかゆみ・赤み・痛みの症状がある
    • 特定の部位だけ急に薄くなった(範囲が限定的)
    • 体調の変化(倦怠感、体重の変化など)を伴っている
    • 2ヶ月以上経過しても太い毛が大量に抜け続けている

    初期脱毛なのか、それとも他の原因による抜け毛なのかは、医師の判断が必要になることがあります。AGA治療を行うクリニックでは、頭皮の状態や抜け毛の特徴を確認する方法として、マイクロスコープ検査などを実施することもあります。AGA治療開始後は1ヶ月前後で一度クリニックを受診し、頭皮の状態を医師に確認してもらうことが重要です。誤解されがちですが、初期脱毛の期間中に髪が抜けること自体は正常な反応であり、治療の効果が現れる前兆です。

    初期脱毛の実際の症例画像

    当院(ナチュラルAGAクリニック)で実際に初期脱毛を経験した3名の患者の治療経過を、症例画像とともに紹介します。なお、以下の症例はいずれも低出力レーザー治療とミノキシジル外用薬の組み合わせですが、ミノキシジル内服やフィナステリドによる治療でも同様の初期脱毛パターンが起こることが報告されています。いずれも初期脱毛のサインを乗り越え、適切なケアを続けた結果、大きな薄毛の改善が得られており、初期脱毛がいつまで続くか不安な方にとって、実際の経過は参考になるはずです

    ケース① 40代男性

    頭頂部と生え際の薄毛に悩み、当院で低出力レーザー治療とミノキシジル外用薬によるAGA治療を開始しました。治療開始1ヶ月目で初期脱毛が出現し、一時的に薄毛が悪化しました。しかし治療を継続した結果、3ヶ月後には頭頂部・生え際ともに大きな改善が得られています。

    40代男性 前頭部画像 AGA治療開始前
    AGA治療開始前の前頭部
    40代男性 前頭部画像 治療開始1ヶ月後 初期脱毛が見られている
    治療開始1ヶ月後:初期脱毛で一時的に薄毛が悪化
    40代男性 前頭部画像 治療開始3ヶ月後で改善
    治療開始3ヶ月後:頭頂部が大きく改善
    40代男性 生え際 AGA治療開始前
    同じ40代男性のAGA治療開始前の生え際
    40代男性 生え際 AGA治療開始1ヶ月後の初期脱毛
    治療開始1ヶ月後:初期脱毛により生え際の透け感がやや悪化
    40代男性 生え際 AGA治療開始3ヶ月後に改善
    治療開始3ヶ月後:生え際の毛量がかなり増加

    ケース② 30代男性

    生え際のM字の薄毛を気にして来院しました。低出力レーザー治療とミノキシジル外用薬でAGA治療を開始し、1ヶ月目に初期脱毛が見られました。しかし3ヶ月後には生え際の密度が明らかに改善しており、初期脱毛は一時的な現象であったことがわかります。

    30代男性 生え際正面 AGA治療開始前
    AGA治療開始前の生え際
    30代男性 生え際 AGA治療1ヶ月後に初期脱毛が出現
    治療開始1ヶ月後:初期脱毛で透け感が軽度に増加
    30代男性 生え際 AGA治療3ヶ月後に改善
    治療開始3ヶ月後:生え際が見違えるほどに改善

    ケース③ 50代女性

    生え際と分け目の薄毛に悩む50代の女性です。低出力レーザー治療とミノキシジル外用薬でAGA治療を開始し、1ヶ月目に初期脱毛が出現しました。3ヶ月目には急激な効果が現れましたが、5ヶ月後に2回目の脱毛(2次脱毛)が見られました。しかし9ヶ月後にはさらに改善し、生え際・頭頂部ともに良好な状態を維持しています。女性でも男性と同様に初期脱毛は起こりますが、治療を継続することで効果が期待できます。

    50代女性 生え際 薄毛治療開始前
    薄毛治療開始前の生え際
    50代女性 生え際 治療1ヶ月後に初期脱毛
    治療開始1ヶ月後:初期脱毛が見られる
    50代女性 生え際 治療3ヶ月後に効果が出ている
    治療開始3ヶ月後:急激に効果が現れた
    50代女性 生え際 治療5ヶ月後に2次脱毛
    治療開始5ヶ月後:2回目の脱毛が見られる
    50代女性 生え際 治療9ヶ月後に改善
    治療開始9ヶ月後:再び効果が回復し良好な状態を維持
    50代女性 頭頂部 薄毛治療開始前
    同じ50代女性の薄毛治療開始前の頭頂部
    50代女性 頭頂部 治療1ヶ月後に初期脱毛
    治療開始1ヶ月後:初期脱毛で分け目がやや目立つ
    50代女性 頭頂部 治療3ヶ月後に改善
    治療開始3ヶ月後:頭頂部に改善が見られる
    50代女性 頭頂部 治療5ヶ月後に改善
    治療開始5ヶ月後:頭頂部は大きく改善
    50代女性 頭頂部 治療9ヶ月後
    治療開始9ヶ月後:頭頂部の薄さはほとんどなくなった

    いずれも上記治療には以下のリスクを伴います。かゆみ、赤み、頭皮乾燥など。費用¥12,500/月〜

    3症例に共通するのは、初期脱毛が起こった期間は治療開始後1ヶ月前後であり、その後に効果が現れるまでの期間は約3ヶ月であり、その後3ヶ月目には明確な改善効果が現れている点です。初期脱毛の期間は一時的であり、治療を継続して乗り越えることで髪は回復に向かいます。

    初期脱毛の対策

    治療を自己判断で中断しない

    初期脱毛への対処で最も重要なのは、AGA治療を自己判断で中断しないことです。初期脱毛は、新しい成長期の髪が古い休止期の髪を押し出すメカニズムで起こる正常な現象です。この段階で治療を中断すると、ヘアサイクルの正常化が途中で止まり、AGA治療の効果を得ることができません。治療を継続してこそ、発毛効果が現れます。

    2025年に発表された研究では、初期脱毛の程度が強い人ほど治療後の改善度が高いことが報告されています。つまり、初期脱毛がひどいと感じる人ほど、その後に大きな効果が期待できる可能性があります。初期脱毛を経験している方は、「AGA治療の効果が現れるサイン」として前向きに捉えてください。

    不安が強い場合は、自己判断でやめるのではなく、担当の医師に相談してください。抜け毛の量や頭皮の状態を確認し、初期脱毛なのか他の原因で髪が抜けるのかを正しく判断してもらえます。AGA治療を継続する上で不安を解消する方法は、医師への相談です。定期的にクリニックで医師に質問・相談することで、初期脱毛の経過を正しく把握できます。

    頭皮環境と生活習慣を整える

    初期脱毛そのものを止めることは難しいですが、頭皮と髪の健康を支える生活習慣の見直しは、AGA治療の効果を高める上で重要です。

    ・十分な睡眠:1日7〜8時間の睡眠を確保してください。睡眠不足はヘアサイクルの周期を乱す原因になります。睡眠中に分泌される成長ホルモンは髪の成長と深い関係があります。良質な睡眠が確保できない生活が続くと、睡眠の質が低下し抜け毛が起こりやすくなります。

    ・栄養バランスのよい食事:タンパク質・亜鉛・鉄分・ビタミンB群を意識した食事が髪の成長をサポートします。偏った食事や過度なダイエットは栄養不足を招き、抜け毛を悪化させる可能性があります。AGA治療中は特に食事の栄養バランスに気をつけてください。必要に応じてサプリメントを利用すると良いでしょう。

    ・ストレスの管理:過度なストレスはホルモンバランスを乱し、抜け毛を増加させる可能性があります。ストレスは頭皮の血行にも悪影響を与えるため、適度な運動や趣味の時間でストレスを解消し、生活のバランスを整えてください。

    ・頭皮のケア:シャンプーは頭皮にやさしいものを使い、頭皮環境を清潔に保つことが大切です。ミノキシジル外用薬の使用量・使用頻度を守ることも重要です。頭皮にかゆみや炎症がひどい場合は、使用する製品を変更するケアで頭皮環境が改善する場合もあります。

    これらの生活習慣の見直しは、初期脱毛の期間中に限らず、AGA治療の効果を最大限に引き出すために継続的に意識したいポイントです。十分な睡眠を確保し、食事・ストレス管理・頭皮ケアの生活習慣を整えることで(特に睡眠は重要です)、薬の効果が現れやすい頭皮環境を作ることが可能です。

    初期脱毛が少ないAGA治療の選択肢

    初期脱毛が不安でAGA治療に踏み出せない方には、初期脱毛が起こりにくい治療法の選択肢もあります。

    低出力レーザー治療(LLLT)は、薬のようにヘアサイクルを急激にリセットせず、毛根にエネルギーを直接発生させるため、初期脱毛が起こりにくいAGA治療法です。日本皮膚科学会のAGA診療ガイドラインでも推奨度Bを獲得しており、科学的根拠のある治療法として解説されています。LLLTはフィナステリドやデュタステリド、ミノキシジル外用よりも効果が高いという報告もあります。さらに、ミノキシジルやフィナステリドと併用することで、より高い発毛効果も期待できます。初期脱毛がひどい場合に薬の量を減らしたい人にとっても、LLLTは有力な選択肢です。

    また、フィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ)は、ミノキシジルと比較して初期脱毛が起こる頻度が低い傾向にあります。ただし、これらの薬にもそれぞれ副作用があるため、医師と相談しながら自分に合ったAGA治療の方法を選ぶことが大切です。AGA治療には複数の治療法の選択肢があり、初期脱毛のリスクと治療効果のバランスの関係を考えて判断する必要があります。

    初期脱毛に関するよくある質問

    AGA治療を始めた方からよく寄せられる質問と回答を解説します。気になる質問があればぜひご確認ください。

    Q. フィナステリド(プロペシア)だけでも初期脱毛は起こりますか?

    A. フィナステリド単独でも初期脱毛が起こることはあります。ただし、ミノキシジル(ミノタブやリアップ)と比較すると頻度は低い傾向があります。フィナステリドはDHTを抑える薬であり、ヘアサイクルのメカニズムが異なるため、初期脱毛が起こりにくい傾向です。デュタステリド(ザガーロ)も同様です。

    Q. 初期脱毛で太い毛が抜けるのは異常ですか?

    A. 初期脱毛では細い毛だけでなく太い毛が抜けることもあり、これは正常な反応です。ヘアサイクルがリセットされる過程で、成長期の太い毛が抜けることは珍しくありません。ただし、2ヶ月以上経っても太い毛が大量に抜け続ける場合は、AGA以外の原因の可能性があるため医師に相談してください。

    Q. ミノタブ(ミノキシジル内服)とリアップ(ミノキシジル外用)で初期脱毛の違いはありますか?

    A. ミノタブは全身に作用するため、リアップなどの外用剤より初期脱毛が起こる頻度が高く、症状もひどい場合があります。ミノタブの初期脱毛の発生率は20〜30%、リアップなどの外用薬は10〜20%です。

    Q. 初期脱毛の期間中、ミノキシジルの量を減らしてもよいですか?

    A. 自己判断での減薬は効果に影響する可能性があります。初期脱毛がひどい場合は、必ず医師に相談して対処法を決めてください。医師の判断のもとで薬の量を調整する方法もあります。

    Q. 初期脱毛は何回起こりますか?

    A. 多くの場合は治療開始直後の1回のみですが、数ヶ月後に再び脱毛が起こることもあります。いずれも一時的であり、治療を継続することで効果が現れます。

    Q. ミノキシジル内服とフィナステリドを同時に始めた場合、初期脱毛はどうなりますか?

    A. 併用で初期脱毛が重なることがありますが、基本的な期間や経過は単剤の場合と大きく変わりません。ただし併用により初期脱毛がより強く出る可能性もゼロではありません。併用中に不安がある場合は、担当の医師に相談してください。

    Q. 初期脱毛の期間中、見た目がスカスカにならないか心配です。

    A. これはよくある誤解の一つです。初期脱毛では細い毛も太い毛も抜けますが、見た目が大きく変わるほどひどい抜け毛が起こるケースは多くありません。不安が続く場合は、クリニックで頭皮の状態を確認し適切に対処してもらいましょう。

    Q. 初期脱毛の期間中に生活習慣で気をつけるポイントはありますか?

    A. 十分な睡眠の確保、栄養バランスのよい食事、ストレスの管理が重要なポイントです。これらの生活習慣を整えることで頭皮環境が改善し、AGA治療の効果が現れるようになります。

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    まとめ

    AGA治療の初期脱毛は、治療が効き始めているサインであり、一般的には治療開始から2週間〜2ヶ月で収まる一時的な現象です。ミノキシジル・フィナステリド・デュタステリドいずれの薬とも関係がありますが、治療を継続することで改善に向かいます。

    時期 髪の状態
    治療開始〜2週間 抜け毛が徐々に増え始める
    2週間〜1ヶ月 初期脱毛のピーク(1日200〜300本に増加する可能性)
    1〜2ヶ月 抜け毛が落ち着き始める
    3ヶ月〜 発毛効果が現れ始める
    5〜9ヶ月 2回目の脱毛が起こることもある(一時的)

    初期脱毛への対処で最も大切なのは、焦らずAGA治療を継続することです。当院のクリニックの症例でも、初期脱毛を経験した人が3ヶ月後には目に見える改善効果が現れています。抜け毛がひどい期間中は不安になりますが、初期脱毛の兆候を正しく理解し乗り越えることで、髪は着実に回復に向かいます。2ヶ月以上抜け毛が続く場合や、頭皮に炎症がある場合は、自己判断せずクリニックの医師に相談してください。

    この記事ではAGA治療の初期脱毛について徹底的に解説しました。初期脱毛やAGA治療薬の副作用について不安がある方は、ぜひナチュラルAGAクリニックの無料カウンセリングをご利用ください。

    参考文献

    1. Bi L, Kan H, Wang J, et al. Whether the transient hair shedding phase exist after minoxidil treatment and does it predict treatment efficacy? A retrospective study in androgenetic alopecia patients. J Dermatolog Treat. 2025;36(1):2480739.
    2. Gupta AK, Talukder M, Venkataraman M, Bamimore MA. Minoxidil: a comprehensive review. J Dermatolog Treat. 2021;33(4):1896-1906.
    3. Choi N, Shin S, Song SU, Sung JH. Minoxidil Promotes Hair Growth through Stimulation of Growth Factor Release from Adipose-Derived Stem Cells. Int J Mol Sci. 2018;19(3):691.
    4. Van Neste D. Natural scalp hair regression in preclinical stages of male androgenetic alopecia and its reversal by finasteride. Skin Pharmacol Physiol. 2006;19(3):168-76.

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